会社について
TechMagicが目指す未来、シリーズBの資金調達を踏まえて、食産業の変革と創造への取り組み
2021/09/21
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「もし、スマートフォンからワンクリックで、いつでも、好きな食べ物を、健康管理をしながら、自動で調理してくれる夢のようなロボットがあったら、どれだけ多くの人に貢献できるだろうか」
「もし、やりたくない単純作業を、ロボットがしてくれたら、どれだけ多くの人に貢献できるだろうか」
そんな夢を実現するために、TechMagicを2018年に設立しました。
TechMagic株式会社にて代表取締役をしております白木裕士です。
TechMagicでは、2021年9月7日にシリーズBラウンドで15億円の資金調達を実施したことを発表いたしました。創業から約3年半で総額23億円の調達になります。創業から食産業の各領域でのリーディング企業様と調理ロボット、業務ロボットの開発を進めてきました。今回の資金調達で、更に開発・事業を加速させ、グローバルで持続可能な食インフラを創ることを目指していきます。
このブログを通し、「TechMagicが目指す未来」、「シリーズBの資金調達の目的」、「食産業の変革と創造への取り組み」について話したいと思います。TechMagicに興味を持って頂き参画を考えてくれたり、協業パートナーとして事業連携模索のきっかけになったり、弊社の目指す未来の実現に向けて応援してくださる方が一人でも増えると嬉しいです。
1. TechMagicが目指す未来
TechMagicは、「テクノロジーによる持続可能な食インフラを創造する」というミッションを掲げ、外食企業様に「調理ロボット」を、中食企業様に「業務ロボット」を提供しており、創業以来、食産業におけるリーディング企業様と共同開発をさせていただきながら事業を着実に成長させてきました。
(非公開の案件もあります!)
TechMagicがテクノロジーを活用して課題解決している食産業の市場規模は、国内で約71兆円と大きな市場です。私たちにとって、食産業は必要不可欠な産業であり、人類が存在する以上、存在し続ける産業でしょう。
しかし、その食産業には長年解決されていない課題が存在し、TechMagicはその課題解決企業でありたいと思っています。
一つ目の課題は、少子高齢化による人手不足で、80%を超える外食企業が人手不足感を感じています。国内に数百店舗保有する某大手外食チェーン様は、一年間で店舗人員が総入れ替えするそうです。また、厚生労働省の調査では、外食店経営者の60歳以上の比率が55%を占めており、経営層の高齢化が進んでいるようです。
二つ目の課題は、高コスト構造による低利益率です。外食企業の平均利益率は2%で、廃業率は全産業の中でも最も高い18.9%です。高コスト構造の要因は、人件費と原材料費が売上に対して70%を占めており、過剰雇用・仕入れをしてしまうと収支バランスが合わなくなってしまいます。
上記の二つは事業者側の課題ですが、私たち消費者側の課題としては生活習慣病です。人口の10%を超える1,620万人が「糖尿病が強く疑われている」または、「可能性が否定できない」とされています。
TechMagicは、これらの課題に対して「調理ロボット」による外食厨房の一連の調理工程を自動化し、「業務ロボット」で食品工場の盛付工程や洗浄作業などを自動化することで外食・中食企業様の生産性、企業としての持続性を高める世界を作ろうとしています。また、生活習慣病の課題に対しては、調理ロボットにパーソナライズな機能を組み込むことで、誰もが簡単に自分の栄養状態に最適化された食事がとれる環境づくりを目指しています。
将来的には、「調理ロボット」や「業務ロボット」を国内のみならず、グローバルに日本の食文化と一緒に展開していく計画です。また「調理ロボット」や「業務ロボット」を活用した店舗、工場で相乗効果が生まれるSaaS事業も計画しています。
私たちTechMagicが目指すべき姿は、壮大である一方で、実現することで大きなインパクトを創造することができると確信しています。目指すべき山への道のりは始まったばかりですが、共に未来を創っていく同志、志に共感して共創してくださるパートナー企業様のおかげで、着実に進んでいると実感しています。
2. シリーズBラウンドの資金調達
TechMagicの目指す未来を実現するために、今回シリーズBラウンドとして15億円の資金調達を実施しました。当初のシリーズBの計画では、事業計画上、10億円の資金調達を予定していましたが、想像を上回るオファーを投資家の皆様からいただき、事業成長をしていく上でも積極投資をしていく計画でクロージングを迎えました。ベンチャーキャピタルとして国内最大手のジャフコ グループ、SBIインベストメントに加え、ソフトバンクグループ100%傘下のDEEPCOREにご参画頂き、事業会社様にはJA三井リース、日清食品HD、ダイニングイノベーション創業者の西山氏にご参画頂きました。
シリーズBで資金調達した背景は、4つです。
1. 調理ロボット量産化に向けた製造・保守メンテナンス体制構築
2. ハードウェア/ソフトウェア各種要素技術の研究開発強化
3. 新たな食体験創造を目的とした新規事業開発
4. ①~③を具現化するための、エンジニアをはじめとする各部門の採用強化
特に、食産業リーディング企業様からの想定以上の引き合いにお応えするために、人材採用を積極的に進め組織を数倍にしていく計画です。
3. 食産業の変革と創造への取り組み
TechMagicは、調理ロボットと業務ロボットの二つの事業を展開しています。
調理ロボットは、外食店舗の厨房を自動化するハードウェアとソフトウェアを高度に融合したソリューションです。モバイル・タブレットからの注文を調理ロボットと連携し、厨房での一連の調理工程を自動化します。ただ、自動で調理をするだけではなく、熟練のシェフの味・作業をプログラミング化して再現しています。
創業して半年後から、サントリーHD傘下のプロントコーポレーション様向けに「パスタ」が調理できるロボットを開発し、今年度末の店舗導入までの期間、法人様への「パスタ」を自動調理してお届けしています。
その他にも、まだ非公開の調理ロボット案件が複数あり、今後も様々な調理ロボットを展開していく計画です。
業務ロボットは、盛り付けや食器洗浄など食品工場に付随する作業の自動化ソリューションです。最新の機械学習手法を活用して、ロボットアームの自律動作を実現し、様々な時刻や場所でも繰り返し作業をロボットが担うことができます。これまで難しかった食品のハンドリングへの対応や様々な食品への対応をキユーピー様、日清食品様などの大手食品メーカーや厨房機器大手のfujimak様と進めています。
4. 最後に
私たちが開発する調理・業務ロボットは、今まで世の中に存在していなかったソリューションばかりで、不可能と思われている世界を「高度な技術」で実現しています。
社会課題解決に繋がるソリューションを開発できているのも、各分野のプロフェッショナルが集結し、志を共有できているからです。
しかし、まだ仲間が足りません。一緒に、食産業の変革と創造に取り組みませんか。
現在、採用中の職種はこちらからご覧いただけます。
また、毎週水曜日の19:30から採用イベントもしていますので、ご興味のある方はご参加ください。
【採用イベント申込フォーム】
https://forms.gle/x4GePAw3eaGMRvbF7
※Connpassからでも登録可能です。
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