News Release
炒め調理ロボ「I-Robo」、大阪王将3店舗に新規導入
2024/06/03
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〜導入拡大に向けてモデル店3店舗に導入〜
ロボット技術でおいしいを革新するTECHMAGIC株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:白木裕士、以下 「テックマジック」)は、餃子専門店「大阪王将」を運営する株式会社大阪王将(東京ヘッドオフィス:東京都品川区 代表取締役社長:文野幸司)の大阪王将長尾店(大阪府枚方市)、大阪王将ららぽーと新三郷店(埼玉県三郷市)、大阪王将御徒町駅前店(東京都台東区)へ2024年5月までに炒め調理ロボット「I-Robo」を新たに導入いたしました。
大阪王将は、現在全国に337店舗(2024年2月末時点)を展開されております。このたびの3店舗での「I-Robo」導入展開は、様々な立地、客層に「I-Robo」に対する本格導入の開始となります。長尾店は、ロードサイドにあるテーブル席の多い大型店舗で、ファミリーでご来店するお客様も多くいる店舗です。ららぽーと新三郷店は、商業施設のフードコート内にオープンした新店です。週末の大混雑したフードコートで、複数料理の同時提供のオペレーションを検証。御徒町駅前店は駅前の繁華街の店舗で、他店舗と異なり元々オール電化の店舗での検証を実施予定。
各店には、2台の「I-Robo」が導入されています。「お客様が食べたいと思っていらっしゃるものを、お待たせすることなくご提供したい」。単なる人手不足解消のためのロボットではなく、大阪王将が大切にする“幸せな食シーン”をさらに広げていくことへの一助となれるよう、テックマジックとしても改良を続けてまいります。尚、今夏発売される炒め調理ロボットの最新版「I-Robo2」は更にコンパクトになり、タッチパネルの操作性や自動洗浄機能の洗浄性が向上したモデルとなります。今までサイズが導入障壁となり、導入に至っていなかった店舗でもI-Robo2の発売により、導入が広がっていくことを期待しています。なお、炒め調理ロボットの導入店舗拡大につきましては、今後も続々と予定されております。
【I-Robo導入概要】
大阪王将には、調理の速さとクオリティを、1級から3級までの3つのレベルで審査する調理検定試験制度があります。全国でたった17名しかいない難関レベルの調理1級を持つ熟練職人の鍋さばきを、様々な角度から半年間研究。彼らと変わらないクオリティを安定して提供できるように、加熱温度、加熱時間、鍋の回転スピード、回転方向まで細かく調整して完全コピー化したの「I-Robo」です。「I-Robo」では、約60種類ある大阪王将の定番メニューの中から、炒め物メニュー約20品の調理が可能。「I-Robo」導入により、重たい中華鍋の調理が減り、強い火力で過酷な厨房の環境などが改善。人手不足の解消にもつながります。
【各店舗概要】
■炒め調理ロボット「I-Robo2」
TECHMAGICが開発した調理ロボット I-Robo は、攪拌、加熱、調理後のフライパンの洗浄といった一連の動作を自動化することができるロボットで、炒飯・野菜炒めなど、熟練の職人のレシピを自動で再現します。自動調理においては、メニューに応じて、加熱温度、加熱時間、フライパンの回転スピード、回転方向を柔軟且つ適切に調整できます。このように、I-Robo の導入により、人手不足の課題に対し省人化を推進し、解決を目指します。
新たに発売する「I-Robo2」は更にサイズがコンパクトになり、洗浄性やタッチパネルの操作性が向上した進化版モデルになります。また、ご要望に合わせて安全ガードや循環フードなどのオプションも追加可能となり、多様化するクライアント様のニーズに合わせ、カスタマイズの幅が更に広がっています。
<I-Robo1からの改善ポイント>
■タッチパネル
・タッチパネルがより大きくなり見やすく。
・タッチパネルに表示される調理の操作フローを変更し、レストランの厨房向け、またセルフ調理(お客様ご自身がI-Roboに食材を投入して調理する)向けなど幅広いニーズに対応。
・イラストを多用したユーザーインターフェースへ進化し、より見やすく、分かりやすく。
■本体サイズ
・洗浄槽を前に配置することで奥行きが従来のI-Roboより小さくなり、より多くの場所への設置が可能に。
■オプション追加可能(洗剤、安全ガード、バーコード、循環フード)
・洗剤オプション:洗剤での洗浄により、より衛生を意識した運用が可能に。
・安全ガード:特にセルフ調理時に有効。油跳ね、水跳ねを防ぎ誰でも安全に扱える。
・バーコード(QRコード):バーコードリーダーは、タッチパネルの下部に配置。
セルフ調理時、食材キットに付属するバーコード(QRコード)を読ませることで、調理レシピを呼び出せる。
また、不正利用や誤ったメニュー押下の防止。
・循環フード:オプションでつけることにより、排気フードの施工無しで設置が可能に。
空調工事を減らすことができ(工事費減、空調効率アップ)、レイアウトや設置場所の選択肢の幅が広がる。
I-Robo2 | I-Robo | |
スペース | W700✖️D700✖️H1,320(mm) 既存厨房にも対応し、大幅に小型化 | W840✖️D1,320✖️H1,286(mm) |
洗浄時間 | 15 秒〜 | 約60秒 |
洗浄性 | ◯ ヘラ形状の改良、ノズル噴射の改良 | △ |
タッチパネル | 12インチ より直感的なユーザーインターフェイス | 7インチ |
オプション | ◯ 洗剤洗浄、安全ガード、循環フード等 | × |
アプリ連携 | ◯ 誰でもどこでも、ロボット用のレシピ作成が可能 | × |
テックマジックは、下記の概要で開催されるFOOMA JAPAN2024において、「I-Robo2」を初公開いたします。展示ブース内では厨房に設置した場合の想定と、セルフ調理イメージの2種類のセットアップでI-Robo2を展示予定です。是非足をお運びください。
<展示会概要>
名称:FOOMA JAPAN2024
会期:2024年6月4日(火)~6月7日(金)10:00-17:00
場所:東京ビッグサイト 東1〜8ホール
テックマジックブース: 東2ホール、2M-28
■テックマジックについて
テックマジックは「世界のおいしいを、進化させるパートナー。」というビジョンを掲げ、調理ロボット・業務ロボットを主軸とした事業を展開しています。クライアント様の課題を解決するため、高度にハードウェアとソフトウェアを融合させ、オペレーションを最適化するロボットソリューションを提供しています。省人化・効率化のために、ただ人の代わりに働くロボットではなく、人の手から生まれる幸せを人と一緒に生み出していく。幸福の質を高めていけるようなパートナーロボットを創って行きたいと考えております。
■TECHMAGIC株式会社 会社概要
社名: TECHMAGIC株式会社
本社: 東京都江東区青海2‐5‐10 テレコムセンタービル西棟19階
設立: 2018年2月1日
代表者: 代表取締役社長 白木 裕士
URL: https://techmagic.co.jp/
テックマジックは、「テクノロジーによる持続可能な食インフラ社会を実現する」ことをビジョンとして、2018年2月に設立。食を取り巻く多くの企業が直面する人手不足を解消し、人がより付加価値の高い業務に従事し、生産性の高い社会を実現するために、最新のAIやロボット技術を高度に融合した各種プロダクトの企画、設計、販売、保守を行っています。
■TECHMAGIC株式会社 事業内容
1. 調理ロボット事業
主に大手飲食チェーン店の厨房内における一連の調理工程を、ハードウェアとソフトウェア両方の技術を高度に融合して自動化します。料理の味やおもてなし品質はそのままに、調理工程に付随する人件費を抑制し店舗生産性を高めます。業務軽減でなく、スタッフ一人単位の省人化を既存店舗でも導入可能なコンパクト且つ高効率なプロダクトで実現。顧客の用途に応じ、幅広い調理方法・提供プロセスに対応します。
2. 業務ロボット事業
セントラルキッチンや食品工場等で発生する、洗浄後の食器仕分け・不定形物を含む食品の定量盛り付け・食品加工・運搬等の単純作業をロボットにより自動化します。これにより、業務軽減と労務費用の削減だけでなく、施設業務全体のスループットを最大化し生産性向上に貢献します。
■本件に関するお問い合わせ
TECHMAGIC株式会社 広報
pr@techmagic.co.jp