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こんにちは、TechMagicでメカニカルエンジニアを担当している井上です。
日々、設計をしていると、アルミフレームを使う場面が多々あるかと思います。
そんな時、皆さんはどうしていますか?
ポンチ絵で大まかに設計して、ミスミでフレームとアクセサリを選定して、
フレーム長さや部品毎にそれぞれ3Dデータをダウンロードして、3DCADでアセンブリしていく…
という作業を大体の方がしているんじゃないでしょうか?
私はそんな設計の際に、アルミフレームは、「フレーム同士を組み合わせるだけ」という
比較的簡単な部類な設計だというのに、意外と作業工数がかかるなぁ、と思っていました。
そんな中、これらの作業を素早く、簡単にこなしてくれる設計ソフトがありました。
それは、「MISUMI FRAMES」というソフトです。ミスミのHPから無料でダウンロードできます。
今回はこの「MISUMI FRAMES」について、簡単に紹介していこうと思います。
「MISUMI FRAMES」とは、CADソフトがなくても単体で利用できるアルミフレーム専用のソフトウェアです。
ミスミが長年にわたって培った商品データベースを基に複雑なアルミフレーム構造体でも簡単な操作で設計でき、
見積や発注まで行うことができます。
試しに簡単な架台を設計しながらざっくり操作を説明します。
(詳細操作はHPにて確認してください。)
①アルミフレームの種類を選択します。
②部品を配置して長さを決めます。
③ 続けて部品の配置と長さを決めていきます。この時ブラケットが自動で設置されます。
(部品は後で種類の変更や削除ができます)
④ここまでを繰返し行うことで、形状を概ね作ることができます。
⑤パネルやキャスターなどのアクセサリも追加できます。
(溝カバーやフレームキャップなどももちろん設置でき、取付可能な箇所へすべて自動で 取付けることもできます。)
⑥部品表も出せるので必要部品も一目瞭然です。そのまま見積書も作成できます。
⑦3DCADファイルに出力できるので、引き続き別のCADソフトで設計ができます。
これまで紹介したように、「MISUMI FRAMES」の良さは
- 短い時間で直感的に作業でき、フレームの微修正が簡単
- CADライセンスが不要
- 部品表の作成も同時にされ、手配までの工数が削減
- CADの中にデータを取り込むことも可能
というところにあると思います。
このように効率の良いアルミフレームの設計ができるので、皆さんもぜひ試してみてください!