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今回のブログはTechMagicの経理担当の更新です!
『テクノロジーによる持続可能な食インフラ社会の実現』をVisionに掲げるTechMagicに入社して2年が経過した。TechMagicで働いていると「人にとっての食とは?」「健康的な食生活とは?」を改めて考える機会がよくあるため、本日はその一部を書いてみたいと思う。
当たり前ではない「食」
生きるため、エネルギー補給のため、食は欠くことのできないものであり、衣食住の中で最も必要とされる。原始人は食べ物を手に入れる為に命を落とすこともあったという。
今の時代からあの時代の生活スタイルになるなんて考えられない。しかし、世界を見渡すと紛争が続いている国がある。
中世に逆戻りし、その日の食事どころか命の危険にさらされている人々を報道で目にする。
今、当たり前に出来ていることも簡単に当たり前ではなくなることや、毎日無事に暮らせることは幸せな事なのだと忘れないでいたい。
日本国内で暮らす多くの人々は、その時に食べたいものを自由に選んで食べられる生活を送っている。
しかし、日々の食事に困ることはないにしてもバランスよく取り入れるという点についてはどうだろうか。
身近なところでも糖尿病の兆候や、痛風になったという声も聞いた。不摂生な生活が原因でもあるだろう。
「食」の習慣と健康
私たちの食生活は全て小さなころからの習慣によってつくられ、後々まで影響を受ける。
私は一日3食食べるように言われて育ち、食べたくない時もお腹がいっぱいの時も食べてきた。だから大人になった今も朝になると空腹感とともに「ああ、ごはん食べなければ」と思う。無意識のうちに行動している習慣の影響力もあり、また大人になったら自分で選択できる自由もある。
好きな時に好きなものをいくら食べても飲んでもOKなのだ。日々の積み重ねによって身体は作られるが、それがどのような影響を受け、結果となるのか、今目に見えて分からないのが厄介だ。
肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、自覚症状がなかなか出にくいようだから、今体が欲していれば飲んだり食べたりしてしまうものだ。時に体に悪いと言われるものも無性に食べたくなることもあるのが人間だ。
自分の好きなものを食べて、生きていけたら理想であるが、実際はそうではないのが現状だ。
医療費も年々増加し、年間40兆円の規模となっているというが、国際比較でみると多くもないという。とはいえ、この国の年間予算の半分近くにあたると聞けば、どうにかして抑えようと誰もが思うはずだ。
遺伝や環境によるものもあるだろうが、個人が出来ることとして、身近な食生活から考えていく必要があるのではないか。
どこの家庭でも食事を作る担当がいて、キッチンで毎日格闘している。
私は、実家にいた時、家族の晩御飯を数カ月作ることとなった。たかが一食をつくるだけなのに食材の買い出しと献立の構成に苦労した。
メインおかず、副菜、汁物を1時間で作るのは慣れた人からすると簡単な事かもしれない。けれども、私にとって毎日 食事の用意を続けるというのはとても大変なことのように思えた。体調の優れない、気分がのらない時にも、雨の日も、食事を用意しなければならないという。自分1人なら毎日同じメニューでもいいだろう、だけど他人の健康を預かったということは、栄養面も考えなければならない。
家事には明確な休みはなく、終わりがない。仕事と家事を両立している方は自分自身の体調が優れない時でも、家事を続けることに追われ、時にそれがストレスとなる場合もあるのではないか。
現在TechMagicが開発しているのは外食産業向けの調理ロボットだが、近い将来、個人の好みを選択出来たり、栄養面もカバーできたりする「未来の食文化」をTechMagicが叶えてくれると願っている。